准学校心理士のみなさんへ連帯のエール

[2021.1.29]
准学校心理士資格認定委員会委員長
大野精一(星槎大学大学院 教授・研究科長)

コロナ禍,さまざまな実践現場でご苦労されている准学校心理士のみなさんに連帯のエールをお送りします。

その第1弾が以下の講座で,既に本機構HPに掲載されています

2021年度申請より「准学校心理士」資格保有者(規定の経験を満たした方)も学校心理士試験を受験することができるようになります。
そのため,ケースレポート作成について2020年度大会で研修会を開催する予定でしたが,コロナウイルス感染症の影響で,実施不可となりました。

つきましては,下記の要領でzoom研修会を実施いたしますので,是非ご参加ください。
(申込〆切2月10日 准学校心理士の方は2月12日正午まで)
但し,2月27日現在,_学校心理士資格を所持していない方(2020年度准学校心理士資格申請に合格されていて,2021年4月1日より資格が有効になる方,一般の方等)は受講不可_です。
申込を登録されても招待メールは届きませんのでご承知ください。

日時:2021年2月27日(土)12時から17時
参加方法:zoomウエビナー
定員:各講座490名ずつ(准学校心理士200名,学校心理士290名予定)
参加費:無料

●講座1:12:00~14:00
  「(仮)学校心理学・教育実践におけるケースのまとめ方・レポートの作成について」
      講師:岡 直樹(徳島文理大学・学校心理士資格認定委員長)
         柏原志保(広島大学)・小澤郁美(広島大学)
●講座2:15:00~17:00 
 「(仮)学校心理士の保育・幼児教育実践について」
      緒方宏明(九州ルーテル学院大学)

<司会>大野精一(星槎大学・准学校心理士資格認定委員長)
<コーディネーター>橋本創一(東京学芸大学)

その第2弾が本年1月に風間書房より刊行された『学校心理学ケースレポートハンドブック―子どもの援助に関わる教師・スクールカウンセラーのために』(学校心理士認定運営機構 編 本体価格1500円)です。

ここでは,准学校心理士のみなさんが学校心理士の資格移行に不可欠なケースレポートの書き方を,以下の構成でていねいに解説しています。

第1章 学校心理学にもとづくケースレポートの書き方
第2章 スーパービジョンと協働・コンサルテーション
第3章 倫理について
第4章 ケースレポートの実際
第5章 ケースレポートの書き方と評価

本機構および准学校心理士資格認定委員会では,若い准学校心理士のみなさんにこれからも何弾にもわたりエールを送り続けます。

次回は今回予定していた『実践 自分で調べる技術』(宮内泰介・上田昌文著 岩波新書本体価格880円)と上記の『学校心理学ケースレポートハンドブック』の2冊の本を実践のインプットとアウトプットという視点から紹介する予定です。