本の「整理」

[2020.7.6]
准学校心理士資格認定委員会委員長
大野精一(星槎大学大学院 教授・研究科長)

准学校心理士のみなさんから転居等の住所変更のご連絡をいただいております
機構や士会等からの様々な情報等を確実にお届けするために不可欠ですので,転居等による住所変更届を今後ともよろしくお願いします。

私自身大学を卒業して以来今日まで6回の引越をしてきました。
毎回さまざまな苦労をしてきましたが,やはりその中で大変だったのは「本」に関わることでした。
みなさんも教諭・保育士等の専門職者として新しい知識とスキルを取り入れるために毎月たくさんの情報に接し,その中から選択してこれはと考える紙ベースの著書等を購入されていると思います。
直ぐに読む本もあれば,いつか読むために用意しておく本もあります。
「いつか読むため」の本は結局は「積読」(つんどくだけ)となりがちなのですが,それでもまえがきやあとがき,目次を読み,本文にザーッと目を通すぐらいのことはします。
ここでガックリくる本と直ぐに読み始めるものに分かれるのですが,残念ながら前者の方が多く,それでもいつか役に立つ日が来るのではという淡い期待で,直ぐには捨てずに(専門的な本は多くの古本屋が敬遠?)そのままにしておくことになってしまいます。
だったら公共図書館も含めて貸出を受ければいいのですが,これも仕事をしている以上難しい。この後始末が引越の時にくるわけです。

多くの場合ゴミ置き場行きとなります。
ただこの本の題名を他人から見られるだけ今までの自分の内的世界を覗かれる嫌な気分にならないわけでもない。
若い准学校心理士のみなさんはどうされていますか。

因みにこの何年かに私は長年の習慣でたくさんの本を買ってきました。
おそらく残りの人生の時間をすべて使っても完読はできないでしょう。
愚かと言えば確かにそうです。
ただし,技術進歩のお陰でそのうちの736冊(2020/07/02現在)は当面はゴミとして捨てる必要のないものとなりました。
というのも,この本すべてが(そして日本語本の選択制限は大きけれど,まだまだ数千冊は十分に所収できる),重さ300グラム弱,タテ16㎝ヨコ12㎝幅1㎝の防水つき(だからお風呂でもよめる!)の「箱」(タブレット)に収まっているからです。